クォンツ式:出来高スパイク×オプションフローで見つける短期急騰銘柄5選

イントロ:なぜ出来高とオプションなのか

出来高は現実の売買行動の痕跡です。
オプションフローはプロやヘッジャーがポジションを取る「先行指標」として働きます。
これらを組み合わせるとノイズを減らして有意なシグナルを作れます。

1.複合シグナルの設計(実務で回すルール)

次の条件を同時に満たすときに「買い候補フラグ」を立てます。
1)プレマーケットまたは当日寄り前の出来高が過去30日平均の2倍以上であること。
2)寄り付き後30分以内に価格がVWAPを上回っていること。
3)当日のオプション市場でコールのドル建てフローが過去30日平均を1.5倍以上上回ること。
4)IV(インプライドボラティリティ)が同業群の中央値より低い、または前日比で低下していること。
5)直近48時間に受注・大型契約・backlogなどのファンダメンタルニュースがあること。

2.データの扱いとバックテスト注意点

プレマーケットとPTSのデータは遅延や欠損があるため前処理が必須です。
バックテスト時にはスリッページ、手数料、出来高制約を組み込みます。
オプションフローは流動性の低い銘柄で誤検知しやすいのでドル閾値を採用してください。

3.短期急騰銘柄5選(候補)と具体チェックポイント

以下の5銘柄は、クォンツ指標と直近のファンダを組み合わせたときに短期急騰の期待が出やすい実例です。
各銘柄に対して日次チェックすべきポイントを記載しています。

銘柄(ティッカー)買いシグナルとチェックポイント
NVIDIA(NVDA)チェック:寄り前出来高が30日平均の2倍超、オプションで大口コールのドルフローが急増、データセンター売上や大型受注のニュースがあるか。
短期戦術:寄り後30分でVWAP上維持なら順張りで入る。
Super Micro Computer(SMCI)チェック:AIサーバー受注IR、PTS出来高スパイク、オプションでコール主導のフロー。
短期戦術:受注公表当日の出来高とIV動向を見てエントリー。
Applied Materials(AMAT)チェック:受注残(backlog)増やbook-to-bill改善のIR、寄り前の出来高急増、コールフローの活発化。
短期戦術:IR当日はオプションフローと出来高を同時確認して順張り。
Micron Technology(MU)チェック:HBM/DRAM市況の改善指標、出来高スパイク、オプションでのコール増。
短期戦術:メモリ価格のサプライズがある場合に素早く反応する。
Equinix(EQIX)チェック:大口コロケーション契約やPPA締結の発表、出来高急増、オプションでコール買い観測。
短期戦術:契約公表後の寄り前出来高の増加で入る。

4.コピペで使える短期トレードテンプレ(実務オーダー例)

銘柄エントリー条件利確損切り
NVDA寄り前出来高 > 30日平均×2、当日コールフロー > 平均×1.5、寄り後30分でVWAP上維持部分利確+10%、残はトレーリング+6%初期-6%で一部縮小、VWAP割れで撤退
SMCI受注IR公表+PTS出来高急増+オプションでコール増短期+8%で段階利確受注取消や納期問題で撤退
AMATbook-to-bill改善IR+SMH資金流入+コールフロー増加段階利確+6%、+12%-5%で一部損切り、-10%で全撤退
MUDRAM/HBMスポット価格上昇+出来高スパイク+オプションコール増中期+12〜15%を目標に段階利確スポット価格急落で一部削減
EQIX大口PPA/コロケ契約発表+PTS出来高スパイク中期保有で配当とキャピタルゲインを狙う契約取消や稼働率低下で手仕舞い

5.運用上の実務ルールとリスク管理

ポジションサイズはボラティリティスケーリングを採用すること。
単一銘柄はポートフォリオの2〜4%を上限にすること。
イベント前(決算・IR)やFOMC前はポジションを縮小してイベントリスクを限定すること。
オプションでのヘッジ(プット購入やプットスプレッド)を使って下振れを限定すること。

6.バックテストの設計メモ(実務的)

バックテストで必ず組み込む項目はスリッページ、出来高制約、手数料です。
プレマーケットデータは欠損が多いためデータクレンジングを徹底してください。
オプションフロー因子はドル閾値でノイズを取ることが重要です。

7.モニタリングのデイリーワークフロー

  1. 06:30〜08:30 プレマーケットの出来高スキャンを行う。
  2. 08:30〜09:15 オプションフロー速報で大口コールを抽出する。
  3. 09:00〜09:30 寄り付きでVWAPの超過持続をチェックする。
  4. 09:30〜11:30 初動のエントリー判断とロット設定を行う。
  5. 引け後 バックテストと因子の有効性を更新する。

8.事例:受注IR+オプションフローで急騰したシナリオ(実務の再現)

ある半導体装置メーカーが大手ファウンドリの受注を発表した。
寄り前のPTS出来高が急増し、オプション市場では大量のコール買いが観測された。
寄り付き後はVWAP上での堅調推移が確認され、順張りで入ったポジションは短期で10%超の上昇となった。
部分利確でリスクを縮小しつつ残りをトレーリングで追った事例です。

9.当サイト内の参考記事

10.FAQ(クイック回答)

Q:出来高だけで買って良いか。
A:出来高は重要だがオプションフローやVWAP、ファンダを組み合わせないと偽シグナルが多いです。

Q:小口投資家でもこの手法は使えるか。
A:使えますが流動性と手数料を加味したロット管理が必須です。

11.まとめと実務チェックリスト

まとめ:出来高スパイクとオプションフローの複合シグナルは短期急騰を先回りする強力な道具です。
実務ではデータ品質、スリッページ、流動性を常に意識してルールを守ることが勝率向上の鍵になります。
デイリーチェックリスト:プレマーケット出来高、オプション大口フロー、寄り後のVWAP挙動、関連IRの有無を毎朝点検してください。

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本稿は情報提供を目的とするものであり、投資助言を行うものではありません。
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