米国株でリタイア準備:5%以上の配当利回り株一覧と実践ガイド【2025年版】
リタイア生活で安定したキャッシュフローを得るために、配当利回り5%以上の高配当株を探す投資家は多いです。
本記事では「利回り5%以上」という条件で実際に注目できる銘柄をカテゴリー別に一覧化し、配当の持続性を評価するニッチ指標とリスク回避の実務ルールまでまとめます。
投資判断の際は必ず最新データで裏取りしてください。
高配当(5%超)銘柄を使うメリットと注意点
メリットは明確です。
高利回りは少ない資本で十分なインカムを作れるため、リタイア後の現金収入に直結します。
一方で高利回りは「リスクの代償」であることが多く、株価下落や配当カットのリスクを伴います。
配当利回りだけで判断せず、FCF利回りやOCFイールド、配当性向、配当カバレッジ、ピオトロスキースコアなどで持続可能性を必ずチェックします。
またREITやMLP、BDCは税務処理が特殊な場合があるため、税の取り扱いも事前確認が必須です。
5%以上の高配当銘柄 一覧(代表例・2025年最新版)
以下は最新市場データや配当追跡サイトで利回りが5%を超えていることが確認できる代表的な銘柄群です。
銘柄名・ティッカー・セクター・(代表的な注目点)を示します。
表中の利回りは更新時点の目安であり、市場変動で変わります。
| 銘柄(ティッカー) | セクター | 目安利回り(参考) | 注目点 |
|---|---|---|---|
| Realty Income (O) | REIT(商業) | 約5.5% | 月次配当、長期増配実績でインカム投資家に人気。 |
| Amcor (AMCR) | 包装(グローバル) | 約6.0% | 高利回りだが配当性向と業績確認が要。 |
| Verizon (VZ) | 通信 | 約6.1% | 通信の安定キャッシュフローと高配当。 |
| Enterprise Products Partners (EPD) | エネルギー(ミッドストリーム) | 約6.7% | パイプライン収入の安定性、MLP系の税務注意。 |
| Enbridge (ENB) | エネルギー(パイプライン) | 約5.6% | 手数料型の契約収入が多くインフレ耐性あり。 |
| Energy Transfer (ET) | エネルギー(パイプライン) | 約7.4% | 高利回りだが商品価格・成約の影響を受ける。 |
| Omega Healthcare Investors (OHI) | REIT(ヘルスケア) | 約6.3% | 医療系施設REIT、人口動態で需要が続くが個別リスクあり。 |
| Healthpeak Properties (DOC) | REIT(ヘルスケア) | 約6.8% | 医療系・住宅系ポートフォリオで高利回り化。 |
| Enterprise Products / EPD系 | ミッドストリーム | 6%台 | 安定分配を期待できるミッドストリーム銘柄。 |
| その他(MLP、BDC、高配当ETF) | 多様 | 5%〜10%+ | BDCsや一部の高配当ETF/CEFsはさらに高利回りが狙える。 |
上表には各銘柄の利回り情報を裏付ける市場データや記事が存在します。
例えばRealty Incomeの利回りは5.5%台で注目されています。
Amcorは6%前後、Verizonは6%前後、Enterprise Products PartnersやEnergy Transfer、Enbridgeはいずれも5%台〜7%台の利回りが報告されています。
これらのデータはHOLDINGや配当追跡サイト、業界記事で確認できます。
セクター別の特徴とリスク(REIT / エネルギー / BDC / 高配当株)
REITは高利回りが得やすく配当頻度(毎月など)で現金収入が作りやすいです。
ただし金利上昇局面や資産評価の下落で株価とNAVが圧迫されやすい点に注意します。
エネルギー・ミッドストリーム(MLP含む)は契約ベースの安定キャッシュフローを持つ一方で、商品価格や規制の影響を受けやすいです。
BDCは高金利で高利回りだがレバレッジと与信リスクが大きく、税務上も普通所得扱いになる点があるため理解が必要です。
高配当ETFやCEFは分散でリスクを抑えつつ高利回りを取りに行けますが、分配金の源泉(元本取り崩し等)を確認します。
配当5%超を安全に運用するためのスクリーニング手順
具体的なチェックリストを提示します。
1)FCF利回り(Free Cash Flow Yield)を確認し、配当が現金で裏付けられているか評価します。
2)OCFイールド(Operating Cash Flow Yield)で営業キャッシュの安定度を測ります。
3)配当性向(Payout Ratio)と配当カバレッジを確認し、過度に高い配当性向は警戒します。
4)ピオトロスキースコア(Piotroski F-Score)などで短期の財務リスクを排除します。
5)セクター固有リスク(金利感応度、商品価格変動、規制リスク)を洗い出します。
6)税処理と税効率を確認します。特に米国REITやMLP、BDCは配当課税やフォーム1099の扱いが異なります。
これらを自動スクリーナーに組み込み、定期的に(四半期ごと)更新してモニタリングします。
ポートフォリオ例:リタイア想定のインカム・ポートフォリオ
下はリタイア現金収入重視の一例です。
・高配当個別株(REIT・MLP含む) 50%。
・高配当ETF / CEF 20%。
・高格付け社債・短期債 20%。
・現金(緊急用) 10%。
個別株のウエイトは1銘柄あたり5〜10%上限にし、金利変化や配当カットリスクに備えて年次でリバランスします。
また配当を受け取りつつも、一定割合はDRIPで再投資して資産成長を継続するハイブリッド戦略も有効です。
買う前に必ず確認する項目(実務チェックリスト)
- 最新の配当利回りと過去3年の配当実績を確認すること。
- FCF、営業CFのトレンドを過去3年でチェックすること。
- 配当性向が急上昇していないかを確認すること。
- バランスシート(ネット有利子負債 / EBITDAなど)で財務余力を確認すること。
- 税務処理(配当課税、MLP/REIT特有の扱い)を税理士と確認すること。
- 市場流動性と出来高を確認し、売買時のスリッページを想定すること。
日本居住者向け 税務と口座戦略(現実的な注意点)
日本居住者は米国株の配当に対して米国で源泉徴収(通常10%〜15%の租税条約適用後)と日本での課税が発生します。
NISAやつみたてNISA、iDeCoは国内税優遇の選択肢ですが、米国株の配当に対する源泉徴収はNISAでも救済されない点があるため詳しい税務相談が必要です。
ドル建てで配当受領する場合、為替や為替手数料も考慮して実効利回りを算出してください。
またDRIPを使って自動再投資する際も配当受領益は課税対象になる点に注意します。
よくある誤解と落とし穴(Yield Trap対策)
高利回り=安全、は間違いです。
株価下落で利回りが見かけ上高くなっているケースは要警戒で、収益性やキャッシュフローが低下している可能性があります。
また一時的に高利回りになった銘柄はリスクが高く、配当維持のために借入や資産売却に頼るケースがあるため配当の供給源を確認してください。
参考:高利回り銘柄を扱う際に役立つ外部リソース
高配当リストや配当安全性を定期的に更新するサイトを情報源にすると効率的です。
代表的なリソースとしてSureDividendやSimplySafeDividends、Dividend.com、主要金融メディアの高配当記事を参考にすると良いでしょう。
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まとめと実行プラン(3ステップ)
ステップ1:まずはリスク許容度と年間必要インカムを数値化します。
ステップ2:FCF利回りやOCFイールド、配当性向で候補銘柄をスクリーニングします。
ステップ3:分散とウエイト上限(個別銘柄は5〜10%)を設定し、四半期ベースで決算と配当持続性をモニタリングします。
この3ステップをルール化して実行すれば、リタイアに向けた配当ポートフォリオの安定化につながります。




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